- リーガルの冬用革靴が欲しいけど、たくさん種類があってどれを選べば良いか分からない。
- リーガルの冬用革靴にはいくつか種類があるようだけれど、それぞれの特徴について知りたい。
- 自分に合った実用的なリーガルの冬用革靴を選んで、冬を快適に過ごしたい。
今回はスベらない革靴第2弾です。
今日は革靴を履いている人なら誰でも知っている「リーガル」の冬用革靴について説明していきます。
リーガルの大きな特徴として、雪が多い場所、アイスバーンが多い場所などそれぞれの地域に合わせた冬用のアウトソールを数種類作っていることが挙げられます。
ただ、革靴初心者の方には、それぞれの特徴が分からないので、どんなメリットやデメリットがあるのかよく分からないかと思います。
それぞれのメリット・デメリットが分からないまま靴を選んでしまうと、安全性だけでなくお財布的な面でも、実は損をしてしまいます。
この記事を読むと、
- リーガルが出している冬用革靴のアウトソールの4種類の特徴についてそれぞれ詳しく知ることができます。
- 雪の多い場所、アイスバーン(凍った路面)の多い場所、出張であらゆる地域に行くことが多い方など、それぞれのワークスタイルに合ったリーガルの冬用革靴の選び方が分かります。
- アウトソール4種類それぞれのメリットとデメリットが分かります。
- 自分に合わない冬用革靴を選ぶことがなくなるので、余分な出費が減ります。
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リーガルの冬用のスベらない革靴
リーガルはたくさんの雪道用の革靴を作っています。リーガルは日本のシューズブランドです。日本ブランドだから、と言うわけではないのですが雪道対応のアウトソールを数種類作っています。
それぞれのソールに名前があり、それぞれのメリットとデメリットを順番に解説していきます。
1、雪が多い地域にオススメの「コロバンショ」
コロバンショのメリット
- ソールに雪がつかず、グリップ力を失わないので、積雪が多く雪の深い地域でも安心。
- 丈夫な革を使っているので、型崩れせず長く使える。
- 靴底はもちろん、メーカーが細かい修理をしてくれるので長く使える。
コロバンショはリーガルの北海道のスタッフが開発したものを、今でも改良して作り続けているソールです。
このソールはスタッドレスタイヤの構造をヒントに、発泡ゴムを使い、そこに細かい溝をたくさん作っています。そのことで歩くときに、足を地面につくとソールが雪をつかみ、足を上げることで雪がソールから離れやすくなる作りになっています。
だから、グリップ力を失わないので雪の深いところでもスベラずに歩くことが出来ます。
また、コロバンショは、長く使えるように丈夫な革を使ったモデルに使われることが多く、型崩れの心配がありません。冬用の革靴は、冬にしか履かないので、一年たつと型崩れをしていることがありますが、コロバンショを使っているモデルはそのような心配をする必要がありません。
とはいえ、履かない時期は、シューキーパーを忘れずに使ってください。
リーガルは冬用の革靴も、メーカーが細かい修理に対応しています。もちろん同じ冬用のソールに張り替えることが可能です。だから、型崩れを防いでいれば何年も履くことができます。
コロバンショのデメリット
- 革が丈夫でかたく、ソールも厚いので、履き始めは歩きづらい
- リーガルのスノーホールドやハイドロストッパーと比べると氷の上では少しスベりやすい。
- オールシーズン用の同じモデルと比較すると、ソールが厚くなっているので重い。
- 革が固いということは、一見するとデメリットですが、その分、丈夫で長く使えるというメリットになります。
革が丈夫でかたく、ソールも厚いので、履き始めは歩きづらいです。雪が降り積もってからいきなり履くと、スベりやすい道をかたくて歩きづらい革靴で歩くことになるので、シンプルに大変です。だから、雪が降り出す前に履いて使って足に馴染ませ、靴を柔らかくして、歩きやすくしておく必要があります。
細かい溝があることで、雪道には強いのですが、この後で紹介する「スノーホールド」や「ハイドロストッパー」を使ったアウトソールのものに比べると氷の上では少しスベりやすいです。
同モデルで雪道対応の靴底とそうでない普通の靴底のものがあります。同じモデルの雪道対応なら履き心地も変わらず安心して履けるのですが、コロバンショは普通の靴底のモノよりも少し重くなっています。
雪の多い地域で革靴を履かなければならない時に「コロバンショ」はとてもオススメ!
2、冬のあらゆる状況に対応する「スノーホールド」
スノーホールドのメリット
- 雪の上でも氷の上でもグリップ力を維持できる、どこにでも行ける冬用革靴
- デザインの種類が多いので好みのデザインが見つかる。
- 靴底はもちろん、メーカーが細かい修理をしてくれるので長く使える。
スノーホールドは「パナテトラ」というテトラポッド形状になっている小さな結晶がアウトソールの中にたくさん配合されています。パナテトラが凍った路面に引っかかり張り付くので、グリップ力が失われず、冬にスベらず歩くことが出来ます。
さらにアウトソールに縦横のスリットを入れることで、このパナテトラが効果的にあらゆる方向から地面に貼り付くようになり、靴がスベラず歩くことが出来ます。
スノーホールドはあらゆる状況に対応しているソールです。外回りが多かったり出張が多かったりで、あらゆる地域の路面状況に遭遇する方にオススメです。
また、スノーホールドの冬用靴底をつけたモデルは種類が多いので、好みのデザインが見つけやすいのも嬉しいメリットです。
このシリーズは靴底の張り替えはもちろんさまざまな細かい修理をメーカーが対応しているので、長く履き続けることができます。
スノーホールドのデメリット
- 革のかたいモデルが多く履き始めは歩きずらい。
- 雪と氷どちらにも対応できるように作られているので、グリップ力がどちらにも中途半端。
- ゴアテックスの防水機能付きのモデルはオールソール修理の回数に制限がある。
- 雪にも氷にもどちらにもバランスよく対応して、丈夫で長く使える、リーガルの中で使い勝手No. 1の冬用革靴です。
スノーホールドもコロバンショのシリーズと同様に革が丈夫で固く、履き始めは歩きずらいモデルが多いです。冬が来る前に、履き慣らして靴を柔らかくしておきましょう。
スノーホールドは、この後に解説するハイドロストッパーよりもアイスバーン(氷の上)でスベりやすく、コロバンショよりも雪道でスベりやすくなります。
細かい修理が可能なのがリーガルの良いところなのですが、ゴアテックス付きの防水機能のあるものはオールソールの修理が何度もできません。オールソールの修理では、古いソールをベリベリと剥がして新しいソールを縫い付けます。ただ、ゴアテックス付きの革靴は、古いソールを剥がすと同時にインソールとアウトソールの間のゴアテックスの布素材に傷や穴ができてしまうため何度も修理ができないのです。
冬用リーガルのオールラウンダー。出張や外回りが多いなら、迷わずこれ!
3、アイスバーンが多い地域にオススメの「ハイドロストッパー」
ハイドロストッパーのメリット
- ソールにガラス繊維を使っているので、アイスバーン(氷の上)でもスベラず歩ける。
- ケンフォードシリーズに使われているので、リーガルよりも安く買える。
- 他のメーカーのガラス繊維付きの革靴よりも、若い世代が履きやすいトレンドを取り入れたデザインの靴が多い
ハイドロストッパーが使われるのは、男性用はリーガル社から発売されているケンフォードの冬用革靴シリーズです。アウトソールに氷の上でスベりにくいガラス繊維が使われています。靴底を写した上の写真のグレーの部分がガラス繊維入りのラバーです。この部分を触るとザラザラしています。
ガラス繊維が路面の雪や氷に刺さってつかむので、とてもスベりにくい革靴になっています。
ハイドロストッパーは路面が凍るアイスバーンでスベりやすい地域の方に特にオススメします。
ガラス繊維入りラバーについて詳しくは「スベらない革靴その①ムーンスター編」の記事を参考にしてください。
リーガルシリーズではなく「ケンフォード」から発売されているということもあり、リーガルより値段が安くなっています。
また、値段が安いだけでなく、デザインが20代から履けるようなトレンドを取り入れたデザインが多く、他のメーカーの冬用革靴のデザインが気に入らなかった人でもお気に入りが見つかるかもしれません。
ケンフォードについて詳しくは、「就職活動の革靴選びに悩む方必見!オススメのブランドはケンフォード」の記事を参考にしてください。
ハイドロストッパーのデメリット
- ガラス繊維付きのソールは柔らかいゴムを使うので、ソールの減りが早い。
- 男性用はケンフォードのシリーズでしか生産していないので、流通量も少ない。
- オールソールの修理ができないなど、修理不可のものが多い。
- リーガル社の靴で、ガラス繊維入りラバーの革靴を履きたいなら、迷わずこれを選びましょう。
ハイドロストッパーはアイスバーンを歩くときの強い味方なのですが、スベりにくくするために柔らかいゴムを使っているので、他の冬用革靴と比べるとソールの減りが早くなります。雪が降っていない時には履かないようにして、大事に履くのをオススメします。
ケンフォードのシリーズでしかハイドロストッパーが使われていないためか、生産量が少ないです。このシリーズを履くなら、冬が来る前の早めの時期(11月くらい)に購入しておくことをオススメします。年が明けて1月を過ぎると、ほとんど売れてしまって買えないことが多いです。
リーガルのシリーズと違いケンフォードは修理対応していないことが多く、ハイドロストッパーも同様です。修理ができないことを前提に大事に履きましょう。
一度ガラス繊維で氷の上を歩くと、そのスベらない安心感が忘れられなくなります。
4、冬の雪道でも足元軽く歩きたい方にオススメの「アールコンポ」
アールコンポのメリット
- 軽いので足への負担がなく、疲れにくい。
- ソールが柔らかくよく曲がり、履き始めから歩きやすい。
- 人工皮革だから手入れが簡単で、定期的なシューケアの必要なし。
雪道に対応したソールは重くなることが多いのですが、アールコンポは雪道用にもかかわらず、とても軽く作られています。そして、履き始めからソールがよく曲がるので、とても歩きやすくなっています。
アールコンポはスベりにくさよりも歩きやすさを重視した雪道対応ソールです。
また、アッパーの素材は人工皮革なので、天然皮革よりも軽く、お手入れも簡単にすみます。定期的なシューケアの必要もありません。
アールコンポはシューケアをする時間がない方や冬靴に軽さを求める方にオススメします。
アールコンポのデメリット
- 他のものと比べて、雪道対応ソールとしてはグリップ力がない。
- 雪道用でソールに柔らかいゴムを使うので減りが早い。
- 人工皮革なので蒸れやすい。
- 革靴の手入れも重たい感じの履き心地も苦手だと感じていて、冬用革靴を探しているなら、この靴の履き心地と使い勝手は間違いなく気に入るはず。
アールコンポのスベらなさは、他のリーガルのモデルよりは劣ります。軽さや歩きやすさを重視したため、リーガルの他の冬用革靴と比べるとスベりやすくなっています。
また、柔らかいゴムを使っているので、ソールの減りが早くなります。この靴は、履き始めから柔らかく歩きやすいことから、雪が降る前から履き慣らす必要はなく、雪が降ってから履くことをオススメします。
人工皮革であることから、靴の内部に水を通しにくいのですが、その分、蒸れやすくなっています。
冬は靴が汚れやすいけど、人工皮革のこの靴なら汚れを気にせず使えるよ!
おまけ、ゴアテックスを使った冬用の革靴
リーガルには冬にも嬉しい防水透湿性に優れるゴアテックスを使った冬用の革靴があります。
雪が降っていると靴が濡れてしまい、さらには地面に残った雪が靴を濡らしてしまうことがあるので、防水性の高い靴は冬にとても使い勝手が良いです。
リーガルのゴアテックスを使った靴については「リーガル(REGAL)の革が柔らかくて履きやすい紳士靴」の記事が詳しいです。
リーガルの冬用の革靴は、同じデザインでも通常の底材のものより値段が(1000円〜3000円程)高くなります。ですが、修理が可能なモデルが多いので長く履くことが出来ます。
定期的に手入れをして、底材がすり減ってきたら修理に出す、というサイクルを続けることでコスパ良く履き続けることが出来ます。
冬用革靴をコスパ良く履く方法については「冬用革靴をムダなくコストパフォーマンスを上げて履きたい!その解決方法を紹介」の記事が詳しいです。
まとめ:自分に合った冬用革靴を見つけて、安全にコスパ良く快適に冬を過ごそう。
今回はリーガルのスベらない革靴の紹介でした。
リーガルは冬用のアウトソールを数種類開発し販売しています。
- コロバンショ・発泡ゴムと細かい溝で雪が靴底につかないので、スベりにくく特にも雪が多い地域の方にオススメ
- スノーホールド・パナテトラが路面を引っかきつかむので、凍った道でもスベりにくい。外回りや出張が多く、いろんな冬の路面状況に出くわす方にオススメ
- ハイドロストッパー・ガラス繊維が氷に刺さってつかむ、アイスバーンで滑りやすい地域に住んでる方にオススメ
- アールコンポ・軽くてよく曲がる。歩きやすさを重視した冬用ソール。冬でも足取りを軽くしたい方にオススメ
それぞれのメリット、デメリットは以下の通りです。
メリット
- ソールに雪がつかず、グリップ力を失わないので、積雪が多く雪の深い地域でも安心。
- 丈夫な革を使っているので、型崩れせず長く使える。
- 靴底はもちろん、メーカーが細かい修理をしてくれるので長く使える。
デメリット
- 革が丈夫でかたく、ソールも厚いので、履き始めは歩きづらい
- リーガルのスノーホールドやハイドロストッパーと比べると氷の上では少しスベりやすい。
- オールシーズン用の同じモデルと比較すると、ソールが厚くなっているので重い。
- 革が固いということは、一見するとデメリットですが、その分、丈夫で長く使えるというメリットになります。
革が固いからこそ、間違いなく型崩れせず長く使える一足になります。丈夫な靴で雪の多い冬を乗り切りましょう。
メリット
- 雪の上でも氷の上でもグリップ力を維持できる、どこにでも行ける冬用革靴
- デザインの種類が多いので好みのデザインが見つかる。
- 靴底はもちろん、メーカーが細かい修理をしてくれるので長く使える。
デメリット
- 革のかたいモデルが多く履き始めは歩きずらい。
- 雪と氷どちらにも対応できるように作られているので、グリップ力がどちらにも中途半端。
- ゴアテックスの防水機能付きのモデルはオールソール修理の回数に制限がある。
- 雪にも氷にもどちらにもバランスよく対応して、丈夫で長く使える、リーガルの中で使い勝手No. 1の冬用革靴です。
出張や外回りでいろんな場所や地域を歩くなら、迷わずこれ!
メリット
- ソールにガラス繊維を使っているので、アイスバーン(氷の上)でもスベラず歩ける。
- ケンフォードシリーズに使われているので、リーガルよりも安く買える。
- 他のメーカーのガラス繊維付きの革靴よりも、若い世代が履きやすいトレンドを取り入れたデザインの靴が多い
デメリット
- ガラス繊維付きのソールは柔らかいゴムを使うので、ソールの減りが早い。
- 男性用はケンフォードのシリーズでしか生産していないので、流通量も少ない。
- オールソールの修理ができないなど、修理不可のものが多い。
- リーガル社の靴で、ガラス繊維入りラバーの革靴を履きたいなら、迷わずこれを選びましょう。
気温が低く、道路に氷がひんぱんにできる地域なら、ガラス繊維入りラバーの革靴を履きましょう。
メリット
- 軽いので足への負担がなく、疲れにくい。
- ソールが柔らかくよく曲がり、履き始めから歩きやすい。
- 人工皮革だから手入れが簡単で、定期的なシューケアの必要なし。
デメリット
- 他のものと比べて、雪道対応ソールとしてはグリップ力がない。
- 雪道用でソールに柔らかいゴムを使うので減りが早い。
- 人工皮革なので蒸れやすい。
- 革靴の手入れも重たい感じの履き心地も苦手だと感じていて、冬用革靴を探しているなら、この靴の履き心地と使い勝手は間違いなく気に入るはず。
軽くて手入れも楽ちんな冬用革靴を探しているなら、これがオススメ!
リーガル以外のメーカーの冬用革靴を探している方は「スベらない冬用革靴メーカー厳選5選」の記事がオススメです。
リーガルのストレートチップの革靴について詳しく知りたい方には「合う靴が見つかる!リーガルのストレートチップオススメ11選」の記事を読んでみてください。
傷がつかない革靴を探している方は「革靴初心者必見!傷つきにくく手入れが簡単なリーガルのスクラッチタフレザー」の記事が詳しいです。
今回はここまでです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
それでは!!
また!
リーガルはブーツも雪道対応ソールをしっかり作っています。
↓コロバンショ↓
↓スノーホールド↓
↓コロバンショ↓
↓ビブラムソール↓
ビブラムソールについては「革靴初心者も知っておきたいダイナイトソール・ビブラムソールについて」の記事が詳しいです。
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