- 防水機能つきの靴にはいろんな種類があるけれど違いが分からない。
- 値段の高い靴、安い靴の防水機能の違いが分からない。
- 値段の高い防水機能付きの靴を選ぶメリットがあれば教えて欲しい。
防水性能付きの靴といっても、たくさんの種類があり様々なメーカーがいろんな商品を出しています。靴に詳しい人でも、それぞれ何が違うのかよく分からないまま選んでいる方がたくさんいるのが現状です。
多くの人は、防水機能の違いがよく分からないまま靴を選んでいる人がほとんどだと思います。
でも、靴の防水機能の違いが分かれば、自分に最適な靴が分かり、良い靴の買い物ができるようになります。
この記事を読むと、
- たくさん種類がある靴の防水機能について詳しく整理して理解できる。
- 防水機能の種類が整理して理解できるので、自分がどんな靴を選べば良いかが分かる。
- 靴選びが上手になり雨の日も靴を履いて外に出るのが楽しくなる。
※当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。
ゴム長靴ーこれが本当の完全防水
防水性が優れた靴として抑えておきたいのがゴム長靴です。
その名の通り、この靴はゴムを使って出来ているので靴の外側から雨が染み込んで内側が濡れてくることはありません。
そして、値段があまり高くないものが多く、購入しやすい雨の日用の靴となっています。
ただ、一般的なイメージとして、ゴム長靴は重く、足にフィットさせて履くのが難しいため、長時間の歩行には不向きです。でも、雨の日は歩きやすさよりも濡れないことを優先させたほうが、一日を快適に過ごせると思うので、一足は用意しておきたい靴です。
手頃な値段で買いやすいのもこの靴の魅力です。
防水シューズー短い丈で歩きやすい
「ゴム長靴は形がね、服に合わないんだよね。」
そういった人におすすめなのが、ゴム素材で作ったスニーカーの形をした防水シューズ。ゴム長と違って丈が短いので、履いているズボンは濡れやすくなりますが、シンプルなデザインのものを選べば、いろんな服に合わせやすく、雨の日もオシャレに過ごせます。
普通のスニーカーよりは履いていて重いですがゴム長靴を履くよりも断然動きやすいので、蒸れやすいことを無視すればとてもおすすめです。
4cm4時間防水の靴(防水設計)
これは文字の通りに靴底から4cmまでを4時間は防水してくれる靴です。アッパーと呼ばれる部分の下半分は防水のフィルムが巻いてあるので防水になっていて、上半分は防水になっていません。つまりは、アッパーの上側が濡れれば靴の中が濡れるということ。
「◯cm◯時間防水」の「◯」の部分にはメーカーが変わると入る数字が変わってきます。
なぜ、こんな中途半端な防水性の靴があるかというと、
- 長靴ではない靴に防水機能を付けたい→
- 水を通さないフィルムを靴全体に使うとゴム長靴でもないのに靴の中が蒸れてしまう→
- じゃあ防水のフィルムは靴の下半分だけにすれば、蒸れにくく、ある程度の防水性のある靴ができる!
という発想で出来ました。
後で紹介しますがゴアテックスを使った防水透湿性のある靴ができるまでは防水性能のある靴としては4cm4時間防水が主流でした。防水設計という呼び方をすることもあります。値段も低めのものが多く、購入しやすい靴が多いです。
はっ水加工をした靴
靴の表面に強力な防水スプレーをかけてはっ水加工をしたような靴です。はっ水加工をした靴は、水を弾く膜が靴表面についています。よって、靴の中の汗は水蒸気になれば靴の外に逃げていく透湿性(湿度を透すで透湿性)を失っていない防水機能をつけた靴になります。
「透湿性が高い」とは、靴の中の水分を逃しやすい、つまり「蒸れにくい靴」ということです。
ただ、このはっ水加工は長く履き続けると落ちていきます。よって、愛用すればするほど定期的に防水スプレーを使う必要が出てきます。防水スプレーを普段から使っている人にとっては特別新しい機能ではないです。
ゴアテックスを使った靴
靴の内側全体に防水透湿性のある高機能な生地を使っています。「防水透湿性」と少し堅苦しい言葉が出てきました。噛み砕いて説明すると、防水は水の侵入を防ぐ効果があるということであり、透湿とは湿気を透す、つまり、靴の中で足は汗をかいておりその汗が靴の内部に溜まり続けると蒸れてくるのですが、ゴアテックスは防水性だけでなく透湿性もあるので、気体となった汗の水分を靴の内部から逃してくれます。
防水性と透湿性、両方を兼ね備えているから防水透湿性だよ。
じゃあ、ゴム長靴は「防水性はある」けど、「透湿性はない」ってこと?
その通り。
ゴアテックスは高い防水性がありながら透湿性があるので蒸れにくい、というとても高機能で便利な靴です。
ただ、ゴアテックスに対する誤解で良くあるのが、「ゴアテックスは蒸れない」と思っている方が非常にたくさんいることです。
ゴアテックスの靴は、靴の中に通常であれば使わない生地を一枚多く使っています。その厚手になった分通気性は悪くなります。つまり、しっかり防水もして湿気・水蒸気になった汗は靴の中から逃がしてくれけど、靴としては厚手になっているために普通の靴よりは蒸れやすくなっています。
寒い季節にはちょうど良いけど、防水性があって便利だからと夏の間も使い続けるのはオススメしません。
これは「ゴアテックスの靴は防水をするけど蒸れない(蒸れにくい)」が「ゴアテックスの靴は蒸れない」と誤解されて広まったためと思われます。
まとめ:防水機能の違いを理解して、自分に合った防水シューズを選んでコスパ良く履こう
防水機能付きの靴と言っても大きく分けると以上の種類になります。
- ゴム長靴
- 防水シューズ
- 4cm4時間防水の靴
- はっ水加工をした靴
- ゴアテックスを使った靴
たったこれだけ?と思うかもしれませんが、様々なメーカーがそれぞれ別の名前を付けているだけで、この5種類が分かれば、多くの防水機能のある靴は、5種類のどれかに分類出来ます。
あとは、財布や生活スタイルと相談して自分に合った防水機能のある靴を見つけてみて下さい。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
今日はここまで!
コメント