【革靴の疑問解決!】紳士靴のデザイン別の履きやすさの違いについて徹底解説

革靴のコラム
  • 履いたことのないデザインの革靴を履きたいが、履き方の違いが分からないので上手く履きこなせるか不安だ。
  • あらゆるデザインの紳士用革靴を綺麗なまま履き続けたいので、型崩れさせずに履くコツがあれば知りたい。
  • 履きづらくて履かなくなってしまい靴箱の中で眠っている革靴があるが、履き方を覚えて履けるようにしたい。

紳士靴にはたくさんデザインがあります。そのデザインによって履きにくくなる点が違ってきます。今回は革靴初心者でも分かりやすいようにそれぞれのデザインの革靴の履きやすさと履きにくさの理由を説明していきたいと思います。

革靴を選ぶ時は見た目で選んでも全然大丈夫です。ただ何も知らずに選んでしまうと、履きにくいからといって、せっかく買っても履かなくなってしまうことがよくあります。

そうならないために、靴のデザイン別に知っておいた方がいい知識を説明していきます。また、正しい履き方を知ることで、靴を型崩れさせずに綺麗なまま長持ちさせることが出来るようにもなります。

この記事を読むと、

  • 紳士用革靴の主要なデザインの種類が分かります。
  • それぞれの紳士用革靴の履き方が分かります。
  • いろんな種類の紳士用革靴の履き方が分かるので、新しい靴を選ぶのが楽しくなります。
  • 履きこなせる紳士用革靴の種類が増えるのでオシャレをするのが楽しくなります。

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外羽根式の革靴の特徴と履き方

始めは外羽根式から。このタイプは皆さんよく見たことがあり、履いている方が最も多いのではないかと思います。

羽根の部分が開きやすいので、足入れがとても良く履きやすいです。

「足入れが良い・悪い」とは、靴の中に足が入っていきやすいかどうかのことを言います。

以前このブログで解説した、長い靴べらを使ってしゃがむことなく靴を履くのに最も適した形です。

羽根の部分が開きやすいということは、足の甲が高くても低くても調節ができます。

このタイプの靴を履いている方が最も多いのは、足の形に関係なくサイズ調整がしやすいので、販売員がオススメしやすいからでもあります。

内羽根式の革靴の特徴と履き方

内羽根は外羽根と比べると、羽根の部分が開きにくくなります。羽根が大きく開かない作りになっているので、甲周りの調整があまり出来ません。よって、足の甲が高いとモデルによってはキツくなることがあります。

内羽根式は、最もフォーマルな形とされています。足に合うモデルを探すのは外羽根のモノから選ぶよりは難しくなりますが、冠婚葬祭用として一足は用意しておきましょう。

また、仕事において、例えば『新しい取引先に訪問する』といった場面などには、内羽根の一文字の靴(ストレートチップ)が一番オススメです。この靴が、一番控えめのデザインとされ、新しい取引先に行っても上品に見え、派手な印象をあたえずにすみます。

足に合うストレートチップを探している方は「合う靴が見つかる!リーガルのストレートチップのオススメ11選」の記事を参考にしてください。

もちろん取引先の人が革靴について全く詳しくない場合はこの通りではありません。ただ、取引先相手がどういった人かの情報が少ない場合には、控えめの服装で向かうのが最適解です。

ストレートチップについて詳しく知りたい方は「よく分からないドレスシューズについて」の記事を参考にしてください。

モンクストラップの革靴の特徴と履き方

続いてモンクストラップ。

この靴のことをあまり知らない人がよく抱いている誤解に、「履くときにベルトを毎回外さなければならないのでは。」というのがあります。

履く時にベルトを毎回外す必要はありません。ただし、靴べらを使うことが必須になります。

この靴を初めて足に合わせるときは、ベルトを外して靴に足を入れ、その後、甲の高さに合わせてベルトをしっかり締めます。

ベルトを合わせてからは靴べらを使って、スッと靴に足を入れるだけです。このベルトのバックルには外からは見えませんがゴムがついています。伸縮性があり履き口が広がります。

靴に足を入れようとする時にそのゴムが伸びるので、履き口に引っかからずに足が靴の中に入っていきます。そして、足を入れた後はゴムが縮んで元に戻るので、ピタッとしたフィット感のまま履くことができます。だから、靴べらがあればスムーズに履くことができるので、毎回ベルトを外す必要がありません。

外見とは裏腹に、一瞬で履け、履いたと同時にピタッとフィットしている、とても楽チンな革靴です。

スリッポン・ローファーの革靴の特徴と履き方

ローファー。

ヒモなしで脱ぎ履き簡単。仕事柄、脱ぎ履きが多い方やあまり歩かない職業の方には特にオススメです。足の甲が高い人ならこの靴はピタッとフィットさせて履くことができます。逆に、甲が低い人には少し不向きです。甲が低いと靴に足がフィットせず、靴の中で足が動いて(スベって)歩きにくくなります。甲が低い人が足にフィットさせるためには、中敷やパッドを使って履く必要があります。

にフィットさせるための調整が難しい靴ですただ、靴に足の形がピッタリ最初からあっていた場合、他のどんな靴よりも履くのが簡単な靴になります。

チャッカーブーツの特徴と履き方

チャッカブーツは、脱ぎ履きのたびに、靴ヒモを外して締め直す必要があります。冬になるとこのタイプの革靴を購入しようとする方が増えるのですが、ブーツを履いたことがない方にとって靴ヒモを毎回締め直すというのは、かなりの手間に感じるようです。脱ぎ履きが大変だからと、ブーツの購入を止める方が意外といます。

ブーツは丈が長いので、暖かく降雪地帯では雪も入ってきません。機能面を取るか、脱ぎ履きの利便性を取るか、よく考えてから購入しましょう。

サイドゴアブーツの特徴と履き方

ブーツでも履きやすさを考えたのがサイドゴアブーツです。

とはいえ、足を靴に入れるときにかなりの力が必要になります。履き口が広いとブカブカして歩きづらいので、履き口は小さく絞った作りになっています。なので、靴に足を入れる時には結構な力が必要です。サイドゴアブーツのカカト部分にあるストラップは、履くときに指を入れて靴を引っ張り上げるために付いています。

家の玄関のような段差の低い場所で座って履こうとすると、足が全然入っていかず履くことが難しくなります。一般的な椅子ぐらいの高さのところで座ってはくか、立ち上がって足を入れるときに自分の体重を使って力を入れて履く必要があります。

履いていくうちに革が柔らかくなり、足入れがスムーズになり、少しずつ履きやすくなっていきます。

この靴を履きこなすために必要なことは「チカラワザ」です。

まとめ:紳士靴の様々なデザインの履き方をそれぞれ覚えて、オシャレに履きこなそう!

紳士用革靴のデザインの違いによる履き方の違いについての解説記事でした。


外羽根

羽が開きやすいことで、足の甲の調節が出来るから誰でも履きやすい。


内羽根

最もフォーマルで必ず必要になる革靴。ただ、外羽根よりも足の甲の周りの調整は効かない。


モンクストラップ

見た目が履きずらそうで敬遠している人が多いけど、靴べらさえあれば、履くのに一番時間がかからない。


スリッポン・ローファー

脱ぎ履き楽チン。本当に足にピッタリ合わせて履くのは難しい。


チャッカーブーツ

冬は温かくて、靴の中に雪も入ってこないから快適。ただ、毎回ヒモを結び直さなきゃならないので脱ぎ履きにひと手間が必要。


サイドゴアブーツ

ブーツの快適さは変わらず。ただ、脱ぎ履きをするには力わざが必要。


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靴男なら、それぞれの革靴を購入することなく、いろいろなデザインの革靴を気軽に履くことができます。

詳しくは「靴男はメンズ革靴のサブスクサービス」の記事を読んでみてください。

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。

では!!

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